1000円払うだけで大空にパンツを飛ばすことができます! アニメじゃありません、
本当の大空をパンツが舞います! この一大プロジェクトはSF作家・野尻抱介先生と株式会社クエスチョナーズ、ニコニコ技術部の手によって実現しました。気になるお値段は1000円、翼のフィルムは4種類(
ピンク縞・青縞・ピンク水玉・青水玉)です。
パンツと大空――いずれも人類のロマンを象徴する代物であり、時にはその二つは同一のものとされます。たとえば幼き頃、あなたはメーヴェに乗って飛ぶナウシカのパンツに想いを馳せたことはなかったですか? 「
パンツじゃないから恥ずかしくないもん!」という言霊を生み出した『ストライクウイッチーズ』も大空を舞台にしたパンツアニメでした。そして昨年10月放送された『そらのおとしもの』は、
パンツ自体を空に飛ばすというエポックメーキングを成し遂げました。
『そらのおとしもの』第2話は「
空から落ちてきた女の子の不思議能力で巨乳の幼馴染が履いているパンツを空へ飛ばしてしまう体質に!」というかなりイッたストーリーでしたが、なにより
往年の名曲『岬めぐり』にのせて大空を舞う編隊パンツのED映像はすべてを超越しました。転載されたEDの動画はYouTubeでデイリー1位を記録し、日本が未来人たちの国家であることをあらためて全世界に認識させたことは記憶に新しいことかと思います。
「編隊パンツED」放映から間もなく、ニコニコ動画にひとつの動画が投稿されます。タイトルは「【
そらのおとしもの】空飛ぶパンツのようなもの【実体化】」――そう、「空飛ぶパンツ」を実現させてしまったのです。投稿者は「尻P」、何を隠そうSF作家の野尻抱介先生その人です。筒井康隆や小松左京も歴代受賞者として名を連ねるSF文学賞・星雲賞を6度も受賞していたりする日本を代表するハードSF作家です。動画を見れば納得頂けるでしょうが、まちがいなくこの先生、未来を生きています。
『クレギオン』シリーズや『ロケットガール』シリーズなどデビュー作から一貫して宇宙を題材にした作品を発表している野尻先生だけあって、模型飛行機への造詣も深いです。空飛ぶパンツの正体はゴム動力によるオーニソプターでした。初音ミクを想起させる緑の縞々という翼のデザイン――VOCALOIDの開発・販売を手がけているクリプトン・フューチャー・メディアに
直々に初音ミクのパンツの色についてたずねただけあって、さすがと言えます。
オーニソプターは、現実の世界ではグライダーなどの固定翼機に飛行機械の座を譲りました。しかしレトロフューチャーの世界では大空を優雅に舞い、ロマンを体現しています。『天空の城ラピュタ』で空賊たちが操るフラップター、同じ宮崎アニメでは時をまたいで『ハウルの動く城』でも活躍していた羽ばたき式飛行機械、少年少女の心をつかんで離さないSFのガジェットです。二次元の鎖を解き放ち、現実の大空へと飛び立つパンツに与えられた翼として、これほど適切なものはないのではないでしょうか?
まず始めに『そらのおとしもの』原作者の水無月すう先生、つづいてアニメのED、野尻抱介先生による現実化、そして次の段階として株式会社クエスチョナーズにより商品化されることが決定しています。なおパッケージデザインは、代表作『しあわせぱんつ』の
初版に女児ショーツを付けるという偉業をなしとげたパンツ絵師・うさくん先生――もはや「空飛ぶパンツ」は一つの作品の枠から外れ、ロマンという名の大空に羽ばたいています。「パンツ×大空=人類のロマン」という公式が覆しようもなく宇宙を支配している以上、これは歴史の必然といえるのかもしれません。
3月6日にはニコニコ技術部「作ってみた祭」連動企画の「空フェス!」にて、実際にパンツを空に飛ばしてしまうという未来感あふれる催しもすでに決定済み。チケットの価格は1000円、「空飛ぶパンツ」もお値段の内に入っていますから大変お得です(「空フェス!」のオフィシャルページ内では、
なぜか「羽ばたき飛行機キット」として記載されていますが)。チケット予約は2月8日から。この歴史的瞬間をお見逃しなく!
空飛ぶパンツ 株式会社クエスチョナーズ(チケット情報有)空フェス!『そらのおとしもの』公式サイト