「気持ち悪い」。
このアスカの一言で終劇を迎えたエヴァンゲリオン旧劇場版「Air/まごころを、君に」ですが、何を指して気持ち悪いのか?なぜシンジはアスカの首を絞めていたのか?当時からさんざん語られてきたシーンですが、改めて振り返ってみたいと思います。
まずはシンジが赤く染まった海岸で横たわるアスカの首を絞めていた理由ですが、これは他人と接することで自分が傷つくこともあるけどそれを受け入れて下界へと戻ってみたら存在していたのは自分とアスカの2人だけ、親に捨てられたトラウマを抱えるシンジはアスカに捨てられることを極端に恐れ、それならいっそ殺してしまおうという破滅衝動の表れだそうです。
アスカの発した「気持ち悪い」は庵野監督が人づてに聞いた実話が元になっているようです。
実際にある女性が恋人である男性に首を絞められ、そのときに何故だが相手の男性が愛しく思えてしまい頬を撫でるという行為に至り、それによって男性は首を絞めるのを止め泣き崩れたというエピソードがあったそうです。
その男性が泣く姿をみた女性は気持ちが一気に冷めてしまい「あんたなんかに殺されるなんて真っ平よ」というセリフをぶつけたそうで、劇場版でもこのセリフが使われる予定だったそうですが結局「気持ち悪い」へと変更されたそうです。
Air/まごころを、君にのなかでも首を絞めるシンジに対してアスカは右手でそっと頬をなでるシーンがあり、アスカは愛憎入り混じった感情を持っていたと考えられます。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 Blu-ray&DVD 2010年5月26日発売