「サラダの国のトマト姫」とは?
「サラダの国のトマト姫」とは元々は1984年にハドソンソフトからパソコン用ソフトとして発売されたアドベンチャーゲームです。その後、ファミコン用ソフトとして移植され、さらに携帯アプリ版、ゲームボーイアドバンス版、Wiiのバーチャルコンソール版等と最新のゲーム機まで移植されている隠れた名作ゲームといえます。ストーリーはカボチャ大王にさらわれたトマト姫をキュウリの戦士が救出にいく内容です。なお、パソコン版とファミコン版等では細かい内容が異なりますが、大まかなストーリーに変更はありません。
どんな内容?
登場人物が一部の例外を除き全て野菜・果物を擬人化しています。そのためかレトロアドベンチャーゲーム特有の難解な謎解きもどこかほのぼのとした雰囲気になっていると思います。かといって決して子供だましの内容ではなく、きちんと理論的に考えさせられる謎解きになっています(この点はパソコン版よりファミコン版以降のほうが良く出来ています)。一番面白いのは戦闘が「あっち向いてホイ」になっている点です。おかげで戦闘シーンですらほんわかムードです。このゲームは残酷なシーンは一切無く、せいぜい野菜が干からびた程度の描写におさえてあります。
学ぶべき点
「サラダの国のトマト姫」が発表されてから四半世紀経過し、今なお主な内容に殆ど変更が無い状態で最新ゲーム機に移植されているのはなぜでしょうか?それはこの作品の持つ最大の魅力、ほのぼのながら本格派アドベンチャーが楽しめる点にあると思われます。特に最近の家庭用ゲームにも年齢制限付きのものが増えているのは、子供にそのまま遊ばせるのが内容的に問題があるからですが、そのようなゲームは本来の意味で言うゲームとはいえないと思います(年齢層を限定しているゲームの否定はしませんが)。その点で「サラダの国のトマト姫」は子供はもちろん、大人の感覚にもマッチしたゲームと言えるのではないでしょうか?さらにグラフィックもファミコン版以降は殆ど変更がないにもかかわらず、最近のアドベンチャーゲーム等と比べても違和感がなく、むしろ内容とぴったりマッチングしているのもまた魅力です。ゲームとはこういうものだと「古きを知りて新しきを知る」ということですね。
ハドソンベストコレクションVOL.4ゲータイアプリ版バーチャコンソール版株式会社ハドソンソフト