
LGBT活動(同性愛の権利運動)が盛んな米国ならではの、チン事である。4日に呼びかけが始まり、12日までに8000人が署名に参加したという大きな運動が起きた。それは同性愛結婚を嘆願する内容の運動なのだが、果たしてその対象となったのは、長寿人形劇の『セサミストリート』内のキャラクターである。
『セサミストリート』は国内教育番組で放送されていた事もあり、我々日本人にも馴染み深い、米国の子供向け人形劇。1969年から放送を開始し、お馴染みのエルモを始め、ビッグバード、クッキーモンスター、カウント伯爵らレギュラーマペットキャラクターが番組を盛り上げ続けている。
その中で、いたずら好きのアーニーと、やさしいバートはルームシェアをして暮らす親友という設定のキャラクター。彼らが番組内で同性愛結婚をしてくれれば、同性愛に対する権利を広く認知させる事が出来ると考え、今回の署名運動が行われた形だ。尚、上記2人に同性愛者という設定はない。
実は、『セサミストリート』には歴史がある。50年代当時、ゴマ(セサミ)会社を経営していた兄弟が、未開の地を開拓して町を作った。その中央通りの名が"セサミストリート"であ。る人種差別の色濃いその時代に、兄弟は自分の町で人種に分け隔てなく、平等に教育を行った。これを知ったテレビマンが兄弟の姿に感銘を受け、後に人形劇を制作する事となったのだ。
同時期に制作されたSFドラマ『スタートレック』でも、当時差別を受けていた黒人や黄色人種を起用し、その後の公民権運動に勇気を与えた。
アーニーとバートが結婚する可能性は限りなく低いが、あるいは近い未来、同性愛者が堂々と描かれるアニメや人形劇が登場するやもしれない。彼らが公に権利を勝ち取る時代が来るか。
【記事:G・JoeⅡ】