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『ジョジョの奇妙な物語』松本潤主演、ファン怒怒怒怒… 日刊テラフォー
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●G・JoeⅡはかく語りき

日本を代表する推理作家・江戸川乱歩が「最高のトリック創作家」として名を挙げるのが、19世紀に英国で活躍した小説家G・K・チェスタートンである。彼の著作の中にこんな言葉がある。「解決策が分からないのではない。問題が分かっていないのだ」。

面白いもので、21世紀の日本には、こんな3種類の人間がいるように筆者は感じている。まず、驚くほど創作的で近未来的な発想を築ける開発種。次に、そうした近未来的な発想を楽しめる文化種。そして最後に登場するは、恐ろしく退屈で貪欲に優越性を追求する支配種である。

非常に残念な事には、全人口の1%に満たない最後の種族が権力を握る傾向にあり、彼らの多くは創造性がなく利己的で、この世の解決策どころか問題についても考える頭がない――

さて、1987年に『週刊少年ジャンプ』で連載開始したSF漫画『ジョジョの奇妙な冒険』が実写化される事が決定しているが、ネット上ではキャスティングを巡って様々な批判が飛び交っている。

正式な発表ではないものの、実写版の主演に嵐・松本潤が起用されると報道されている。ジョジョに思い入れのあるファンたちは彼がイメージに合わないとして、商業的な魂胆が見え隠れする今回の起用を腹立たしく感じているようだ。

「007」のジェームズ・ボンド役に無骨な顔立ちの俳優ダニエル・グレイグが抜擢された際には、英国内ファンから「あんなゴリラはボンドのイメージではない」と痛烈な批判が殺到した。が、現在では「歴代最高のボンド」との名声も高い。製作陣が自らの感性を信じ、作品を見事なほど高品質なアクション映画に仕上げた為である。

勝てば官軍。良い作品が仕上がるのであれば、アイドルであろうが外国人であろうが、何だって構わない――と、少なくとも筆者は思っている。が、近年の国内実写化作品は俳優名、女優名が専攻するだけで、内容がこれに伴わない傾向にある。ぎゃんぎゃんテレビで宣伝して祭り上げるだけの作品が、最近の日本文化に溢れているように感ずる。

退屈で貪欲な人間たちが、創作者たちを牛耳る時代。利益や見栄えを優先して、中身がなおざりになりがちな時代。我々は今一度、日本人の根幹たる質実剛健の精神を思い出し、更なる素晴らしい創造文化の邁進に努めなければならない。

創造性を支配する日本人たちよ。そして同じような世界中の者たちよ。あなた方の問題は創造性を保護し成長させようとするのではなく、創造性を売買し消費し続ける点にある。

【記事:G・JOEⅡ】

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